東大柔道部ブログ

このブログは東京大学運動会柔道部の活動の記録です

2023年3月 の 投稿

【東大柔道部新歓ブログ11】

投稿者: 岡本雄揮  投稿日: 2023年3月31日 00:44

 お久しぶりです!新四年の岡本です。錬成大会が終わり、春練も終わり、テント列も終わったということで、Sセメが近づいてきました。おそらくこのブログは全侵入生が読んでくれているはずなので、面白い人生を歩んでいるわけでもない僕がブログを書いても良いか迷ったのですが、新入生のために一服脱いでブログを書こうと思います!

 そう言えば、去年の首相ではなく主将は全部員(一名除く)の新歓ブログを講評するという新歓ブログを書いていたので、僕も今年は部員みんなのブログを読んでみました!みなさんも読んでない方は一旦全て読んでからまた戻ってみてください!
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みなさん、もう入る気になったのではないでしょうか?全て面白いですね!

 そう言えば、僕と爬虫類カフェに行ってくれた末広は日本国籍ではありません。正真正銘のサモア人です。一応、国籍は日本ということになっていますが、彼の並外れた頭脳がなせるハッキング技術で、マイナンバーカードを書き換えたらしいです。僕が彼と初めて会ったその前日まで、彼は鯨と泳ぎを競い、イノシシと相撲をしていたらしいです。急に思い立って、海を立ち幅跳びで飛び越えてやってきたと言っていました。ちなみに、会うその日までサモア語しか喋らなかったらしいですが、日本に着いたその瞬間に日本語を喋っていたそうです。そんな天才末広ですが、この前究極の叡智にたどり着いていました。スペシウム光線が出せるようになりました。七大戦での秘密兵器となるでしょう。ちなみに、侵入生のバルタン星人を連れてきてくれるらしいので、新歓練習の時に僕の腕が鳴りますね!電気玉とかめはめ波の合わせ技が飛び出してしまうかもしれません。東大柔道部員は大丈夫ですが、全人類の皆様におかれましては警戒をよろしくお願いいたします。

 外国籍といえば、中国出身のメリッサですが、メリッサという名前通りアジアンカンフーを使いこなして、これまた人類の極地に辿り着いていました。右腕全体を鋼にしてしまったようです。何かどこかで聞いたことある設定ですが、気のせいでしょう。彼女はスポーツマスターなので、右腕をどんな素材にもできるようです。この前は、右腕から鶏肉を錬成して、サラダチキンを作ってくれました。みんな筋肉ムキムキになりつつあってすごく助かっています。メリッサいつもありがとう!変な違法行為だけはしないでほしいですね!

 まあ、そもそも地球生まれでない奴もいましたね。重松は埼玉県出身だとのたまっているのですが、埼玉県なんてものはこの世に存在しません。彼は一体何を言っているのでしょうか。魔界からきたのをおそらく隠しているのでしょう。魔界から来ていなければ、知りもしない男1、女4の五人組を追跡するようなことはしないはずです。その5人組は、魔界から来たコナンに出てくるよりも凶悪な黒の組織らしいです。悪さをしないように魔界から派遣され、監視行動を今日も続けているようです。がんばれ重松!

 僕、岡本もこの前、頭頂部からカッターナイフを出すことに成功しました。ついでに、ハサミも出すことができて、喜んで自転車に乗って遊んでいたのですが、ついに警察に補導されました、、、泣。

 現在、柔道部にはこのような面白い部員がまだまだたくさんいます!是非、侵入生の皆さん、柔道部に入って、僕たちと心臓バクバク冷や汗ダラダラの理想的なキャンパスライフを送りましょう!それでは、柔道場でお会いしましょう!

 以上、異常な主将が書いた新歓ブログでした。一つも事実は書いていないはずなのでご容赦ください。柔道部に興味を持ってくれた人は、ぜひ新歓Twitterアカウント @tjudoshinkan21 まで連絡してください。お待ちしております。



【東大柔道部新歓ブログ⑩】

投稿者: 重松明芸  投稿日: 2023年3月24日 21:02

 こんにちは、新4年生の重松です。錬成大会の報告ブログと新歓ブログを兼ねたものを書こうと思います。

 まず、錬成大会の報告です。といっても錬成大会とは?という方がほとんどだと思うので説明します。僕たち東京大学柔道部は、七大戦での優勝を目標としています。七大戦は北海道・東北・東京・名古屋・大阪・京都・九州の七大学が団体戦で優勝を争う大会で、毎年7月に行われます。寝技錬成大会は、毎年3月に行われる練習試合・練習会です。上記7大学が七大戦以外で唯一揃う機会であり、7月の本番に向けた前哨戦として全大学気合を入れて臨みます。
 結果ですが、東京大学男子は名古屋・京都・九州に勝利、東北・大阪に引き分け、北海道に負けという結果になりました。続いて女子は京都に勝利、北海道・九州に負けという結果でした。チームとしても個人としても多くの成果と課題があり、これを受けて七大戦に向け残り3ヶ月頑張ろうと思える良い3日間になったと思います。

 錬成大会は京都で行われたのですが、今回は各々東京に帰ったり、関西の実家に帰ったり、#年上彼女とデートしたりなどと別行動で、みんな揃っての京都観光は行われませんでした(泣)。ただいつも遠征のときは、せっかく部から交通費が支給されて遠くまで来ているんだからということで皆で観光をします。上記7大学を見てもらうと分かる通り、遠征先は観光地ばかりです。東大柔道部での楽しかった思い出として遠征先での観光を挙げる部員が多くいますし、また過去のブログは消えてしまったので、今までの旅行記を振り返ろうと思います!

 大阪

通天閣
格言
大阪城
難問

 自分が2年生の12月に、大阪に行きました。コロナの影響で、自分の代はこれが初の遠征でした。練習が終わった日の夜は、お好み焼きをお腹いっぱい食べた後で、通天閣に行ったり、セクシなお姉さんが手を振ってくれる道をお散歩したりしました。2枚目の写真はお散歩コースにあった格言です。はやく僕も#年上彼女を幸せにできるような一人前の男に成りたいです。翌日のオフは大阪城に行きました。最上階で高所恐怖症の岡本がおしっこを漏らしていました。最後の写真は最上階にあった謎解き問題なのですが、1年以上かけても答えがわかりません。分かった人は東大柔道部に教えに来てください。

北海道

味噌バターコーンラーメン
ジン・ジン・ジンギスカン
悪魔的な美味さの海鮮丼
小樽はとても良い観光地だった!

 3年生の5月には、北海道に行きました。自分にとってこれが人生の観光ベスト1と言えるほど楽しかったです!味噌ラーメン、お寿司、ジンギスカンなど食べ物が全て美味しかったです。海鮮丼を食べる古川の顔を見ていただければその美味しさは一目瞭然だと思います。また遠征中に誕生日を迎えた前主将の小笠原さんを祝うべく、ホテルの部屋に突撃してサプライズをしたことも良い思い出です!小笠原さんがセクシな格好をしていたのでその写真は載せられないのですが、東大柔道部がお互いの誕生日を祝う温かいチームであることを表す良いエピソードです。自分には誕生日があるぞという人は東大柔道部に来てください!

仙台

牛タン
牛タンの美味しさを表現する岡本

 7月には七大戦があり、仙台へ行きました。牛タンおいしかった。

京都

平等院鳳凰堂からブンブンハロー
抹茶で気分はチャ・チャ・チャ #フースーヤ

 9月には京都に行きました。僕はこの京都遠征には苦い思い出があります。練習翌日の朝、観光に行くぞとホテルを出ようとしたのですが、僕の財布がありません。結局見つからず、みんなにお金を借りながら観光しました。自分は肩を落として東京に帰ったのですが、ちょうど東京に着いたタイミングで京都警察から電話がありました!財布が路上で見つかったとのことで、後日郵送してもらいました。噂には聞いておりましたが、日本はやはりすごいです。このように財布を落としてしまった僕ですが、会計として部の通帳とクレジットカードを持ち歩いています。拾った人は東大柔道部の部室に届けに来てください。

 以上、旅行記振り返りでした。普通に遊びに行くのも良いですが、柔道を頑張ったご褒美としての旅行は格別です。僕たちと素敵な思い出をたくさん作りましょう!新歓Twitterアカウント @tjudoshinkan21 にてお気軽に声をお掛けください。部員一同心からお待ちしております。




【東大柔道部新歓ブログ⑨】

投稿者: 末広多聞  投稿日: 2023年3月19日 15:00

こんにちは。改めまして、新4年の末広です。

一連の新歓ブログのトップバッターとして、超真面目な新歓ブログ⓪も書いているので、そういう文章を読みたい方はそちらをチェックしてください。
というわけで、ここではあまりお堅くならないように、思いつくままに東大柔道部の魅力と自分のこと、最近の出来事などを書こうと思います。

目次はこんな感じです。

東大柔道部の一日

入部を迷ってる新入生の心に一番響くのは、多分リアルさだと思うので、東大柔道部のリアルな1日を紹介します。

ちなみにこの1日のタイムスケジュールは工学部所属の僕の授業期間のそんなに忙しくない時のものです。

比較対象として、文系の柔道部員のタイムスケジュールも想像で載せておきます。想像なので不確かな部分もありますが、誤差の範囲内です。

僕(理系、3年、授業がある日(つまり毎日))
  8:10 -   8:30   起床・家を出てダッシュで大学に向かう
  8:30 - 16:40  本郷で授業(1-4限)
17:00 - 18:00   本郷から駒場に移動
18:00 - 20:00   駒場の道場で柔道の稽古
20:00 - 22:00   帰り道で夕食・帰宅
22:00 - 23:30   風呂・家事等
23:30 - 26:30   課題など
26:30 -              就寝

他の部員(文系、n年、授業がある日)
10:00 - 12:30   起床・2限を切る・朝のダラダラ
12:30 - 13:00   昼食
13:00 - 14:45   3限は受講
15:00 - 16:00   学内のジムで筋トレ
17:00 - 18:00   本郷から駒場に移動
18:00 - 20:00   駒場の道場で柔道の稽古
20:00 - 22:00   帰り道で夕食・帰宅
22:00 - 22:30   風呂
22:30 - 23:00   (次の日提出の課題があれば)課題
23:00 - 26:00   YouTube鑑賞
26:00 -              就寝

こうみると、理系も文系も大差ないですね。大きな差があるとすれば、筋トレする時間があるかないかでしょう。筋トレする時間が欲しいならば文系の方がいいかもしれないですね。

東大柔道部のアピールポイントとしては、駒場練が多いということがあると思います。本郷に部室などの本拠地があることが多い運動会系の部活はどうしても本郷でも練習が多くなり、1, 2年生の負担が大きくなる傾向にあります。しかしながら、柔道部は練習の大部分が駒場で行われますし、時間もちょうどいい遅さなので、5限が終わった時間から参加することもできます。そのため、部活のために取りたい授業が制限されるということはないです。4,5限に開講されるおすすめ総合科目もあるので、知りたい人はぜひ柔道部へ遊びに来てください。

古川も載せてましたが、東大柔道部卒の格闘家の1日はこんな感じだそうです。
【VLOG】東大卒格闘家の一日


はちゅカフェ

最近の出来事として、関西組同期とはちゅカフェ(爬虫類カフェ)に行ってきました!言い出してくれたのはOBのAさんなのですが、Aさんは体調を崩してしまい、同期3人で行きました。

入店すると、店員さんが出迎えくださったのですが、見た目?がいかつくてカッコよくて最初ビビりましたが、すごく優しい人でした。しかも上の服に円周率が小数点以下1,000桁ぐらい書いてあって、この服どこで買ったんだろうと気になったのですが、僕が着たらキモいなと思い聞くのをやめました。

僕が爬虫類初心者だったので最初は珍しいものではなくて、有名なフトアゴヒゲトカゲから触れ合うことにしました。O本主将が持っているのがそのフトアゴヒゲトカゲです。

図1. トカゲよりも岡本が可愛いかもしれないと思った写真

この子はすごく元気で、いっぱい動いてくれたのですが、興奮してかO本の手の上でうんちをしてしまい、しかも結構強烈な臭いでびっくりしました。僕たち3人は、トイレを覗く趣味はないので、少し戸惑いましたが、すごく可愛かったです。

次に触れ合ったのがヘビでした。ヘビは思ったより筋肉が多くて、力が強かったです。舌をぺろぺろ出してくるのもヘビらしくて可愛くて指舐めの良さに気づいてしまうところでした。

図2. 岡本は引退したらヘビ飼いたいらしい

ちなみにヘビは鼻で臭いを感じるのではなく、ヤコブソン器官という上顎にある部分で臭いを感じるため、舌を使って空気を口の中に送り込む必要があり、そのため舌をぺろぺろするとのことです。

最後にリクガメの亀取りをしました。課題の亀取りと亀の守りを存分に研究できたいい時間でした。

図3. N岡が不審者みたいだが、それより後ろの西川貴教の主張が強い

こんな風に柔道部では先輩も含めて遊びに行ったりもしてます。柔道部が仲が良く、いい雰囲気である証拠でしょう。


久我さん

さて色々と書きましたが、もう一個忘れてはいけない柔道部の魅力を書かしてください。それは柔道部のトレーナーの久我さんの存在です。

久我さんは東大柔道部のトレーナで、部室にかなり定期的に来ていただいき、怪我しがちの東大柔道部の身体のケアをしてくださいます。また、大きな試合には選手と帯同して、プロのテーピングや治療を行ってくれます。七大学の柔道部でトレーナーが帯同してくださるところは東大ぐらいかなと思いますし、ここまで本格的に身体を診てくださるトレーナーがいる部活は東大でも珍しいのではないかと思います。

僕たち柔道部員全員久我さんのことが大好きですごく信頼しており、この前の寝技錬成大会で肩を完全に外してしまった山Gも、肩をはめてもらうのに、久我さんにやってもらいたくて、そこにいた医者?にされるのを拒否していたぐらいです。

もちろん、怪我しないのが一番なのですが、体重無差別の団体戦である七大戦で、最大のパフォーマンスを出せるように、久我さんの完全バックアップの下、日々練習しているのです。

ちなみに久我さんは東大柔道部の関係者の中でほぼ唯一高身長でスリム、しかもイケメンなので、集合写真を見ると一瞬でわかります。

図4. N岡キモいまとめの中で個人的にこれがダントツ


以上、新歓ブログでした。
柔道部に興味を持ってくれた人は、ぜひ新歓Twitterアカウント @tjudoshinkan21 まで連絡してください。お待ちしております。




【東大柔道部新歓ブログ⑧】

投稿者: 中岡敬登  投稿日: 2023年3月17日 14:55

 こんにちは。新4年の中岡です。ブログではお久しぶりです。

 直近の新歓ブログを読むと、なんだか新歓ブログっぽくない文章が二年生あたりから増えているので、この辺りを僕の方から解説させていただきます。

 話は去年の新歓ブログでのこと。例年通りそれぞれに新歓ブログを書いていたところ、新歓ブログ終了後に当時のO主将によって新歓ブログの採点がなされました。しかも公開で。そこで指摘が多かったのが、皆内容が似通ってしまうということで、それを経験した二年生以上は内容が被らないように新歓ブログっぽくない新歓ブログを書いているというのが現状になります。決して、どうせ誰も読まんやろという軽い気持ちでふざけているわけではありません。(追記、このブログを書いている間にY路がやたら真面目な新歓ブログを書いてしまいました。何しとんねん。)ちなみに、前年までの新歓ブログについてはサーバーがクラッシュしたために永久に失われることとなってしまいました。内容については古川がさながら稗田阿礼のようにすべて暗記して聞かせてくれるので、気になる方は古川に頼んでみてください。(なお、柔道部の裏サイトである某サイトについては復旧作業が水面下で進行しています。


 さて、直近の新歓ブログ事情について簡単な解説をしたところで、柔道部の魅力について語ろうと思います。僕も雰囲気の良さについて書こうとしたのですがこれはY路が随分真面目に書いてくれているので、僕の方からはもう少しこの雰囲気の良さについて具体的に触れます。

 単刀直入に言うと、後輩は先輩に対してリスペクトさえ持っていれば、基本的には何を言ってもいいですし、何をしてもいいです。繰り返しますがリスペクトに欠ける行動でない限り、です。例を挙げると、この新歓ブログのハッシュタグには年上彼女、やら明らかに東大柔道部に関係のないものがついていますが、これはある新4年生の恋路を応援しようというF川の熱い(勝手な)リスペクトによるものです。(ちなみに誰のことかは、ブログをさかのぼっていただければわかると思います。)他にも、写真に写り込んだ3年生を不審者扱いする1年女子や、2年生に対して「メンタルが小学生過ぎないすか?」と平然と言い放つ1年男子など、先輩に熱いリスペクトを送る後輩が非常に多いです。まあ外から見れば明らかに先輩を舐めているので、この状況を雰囲気がいいと呼べるかどうか賛否分かれるところですが、逆に考えてください。今から入ってくる新入生は、こういう輩には同じことをしても決して文句を言われる筋合いはないわけです。実際3,4年生は自分も後輩のときに似たようなことをしているために強く咎められない、という実情があります。とくに新歓期には皆新入生に飢えているため、新入生はかなり攻めたことを言ってもマジで誰も怒れません。ただ上級生のメンタルケアのために、リスペクトだけは忘れないでください。ただ舐めることと熱いリスペクトを送ることの違いを、柔道部で学んでください。

 まあこれだけだと、多分どっかのサークルでも似たような先輩後輩の垣根が云々っていう話はあると思いますが、柔道部のそれはなかなか余所では体験できないものだと思います。それでいて練習や試合のときには団結して戦うわけで、本当にそこらの運動サークルやらとは大分違う空気感だと思います。ちなみにそれはそれとして強制参加の飲み会とかはありません。お酒が好きな人が勝手に人を募ってやることはありますが、練習終わりにはさっさと帰る人もいます。独特な雰囲気の中でも、練習以外はかなり自由ということです。


 長々と書きましたが、この柔道部の空気感を体感してみたいという方は、一旦4,5月くらいに体験で来て頂いて、とりあえず7月の七大戦まで居座って頂ければ大体わかると思います。来る者は拒まないクラブですので、軽い気持ちで来てもらってそこから本当に入るか考えてみる、という方でも大歓迎です。実際よく考えてから入ってくる人の方が長続きすると思います。ちなみに去る者は割と追いかけます。

 そろそろ新歓イベントが色々始まると思うので、是非新入生の皆さんは、一度東大柔道部をチェックしてみてください。よろしくお願いします。では!



【東大柔道部新歓ブログ⑦】

投稿者: 山路琉月  投稿日: 2023年3月14日 03:00

こんにちは、東大柔道部3年の山路です。

ちょうど今日錬成大会が終わり、自分にとって最後の長期練が終わり、いよいよ残すは七大戦本番までの総仕上げという時期になりました。新歓ブログを書くのも最後になるかと思うと、少し寂しい気持ちです。寂しさ故か、僕という人間がつまらない故か、面白い文章が書けそうにない為、今回は大真面目に書こうと思います。

この冬練を通して、ここ数日は遠征もあったため、柔道部員と日常的に接する中で、後輩とも一層仲が深まり、チームとしての一体感が出てきたように思います。部員全員が同じ目標に向けて団結する、なんてことは中高の僕からすれば考えられなかったので、改めてとても恵まれた環境なのだと気付かされました。特に留学生コンビ(メリッサと世銀)が僕らと一緒に高いモチベーションで練習してくれていることは、喜ばしい限りです。

思い返すと、初めて柔道部に顔を出したときは、個性派揃いの先輩に気圧されて、ここでやっていけるのかととても不安になったのを覚えています。大学で適当なサークルに入ったり、バイトしながらプラプラしたりする方が良いのでは?と考えたこともありました。高校同期にも部活辞めちゃえよと囁く連中が多く、正直少し揺らいだ時期もあったかなと思います。

ところが僕のキャンパスライフも終盤に差し掛かり、気づけば毎日のように柔道部の連中と過ごすことになんの抵抗も感じなくなっていました。柔道部は言うなれば東大の泥沼のようなところで、一度入ると脱出を試みる度に深みにハマっていくのではないでしょうか。自分も知らない間に柔道部の泥沼に引き摺り込まれてしまったサイドの人間です。東大の泥沼、恐るべし。

柔道部が泥沼たる所以には、圧倒的な雰囲気の良さがあると思います。体育会系である以上、大学生にもなってきつい練習していることは間違いないです。ただ、七大戦での優勝を目標とする僕達は、他所の柔道部以上に個の強化だけでなく、チームを底上げする、といった視点を持つ稀有な柔道部だと言えます。結果的に、他のどこよりも仲間意識が強く、経験者も初心者も関係なく、頑張る人は誰1人見捨てないアットホームな雰囲気が形成されているのではと感じます。

また、七大戦を通じて全員が柔道に対し自分なりに真摯に向き合っている、というところも、泥沼を加速させます。僕みたいに、柔道で不完全燃焼感が残っている人には、この点が一番大きいんじゃないでしょうか。特に今年の新入生はコロナもあって、満足に練習し燃え尽きた人は中々いないと思いますが、東大なら誰でも、間違いなく熱い気持ちになれます。僕にとって七大戦は自分史上最高に感情的な経験で、あんなに勝って嬉しいことも、負けて悔しいこともありませんでした。東大は、そんな七大戦での優勝を目指して、本当に熱い気持ちで切磋琢磨することができます。こんな刺激的な経験は唯一無二で、必ず今後の人生の糧になると言えるでしょう。

柔道部の魅力を上げるとキリがないのですが、とにかくこの泥沼は居心地が良いだけでなく、人生においてこれぞ青春という経験ができる最後のチャンスをくれます。抜け出そうと他所を見れば見るほど、この経験がいかに貴重かを実感した僕は、最後までどっぷりこの泥沼に浸かり切ることにしました。願わくばこのブログを読んだ新入生諸君が、僕と一緒に青春してえなぁと泥沼に沈んでくれることを祈っております。



【東大柔道部新歓ブログ⑥】

投稿者: 堂下陽風  投稿日: 2023年3月9日 01:34

お久しぶりです。新三年の堂下です。東大柔道部の良さについて書きたいところですが、それについては今卒業で話題となっているうーたんより年下の新二年やなおや、そして愉快な同期たちが書いてくれているので僕は要点と近況報告だけにしようと思います。
東大柔道部の良いところ
・未経験者でも十分活躍できる
・なんか雰囲気がええ感じ
・新入部員はただ飯が食える
etc.
そして近況なのですが、僕は去年の11月末に発生した腰痛が年末年始あたりに悪化してしまったがために、なんと冬練の最初の1ヶ月ほどはまともに練習に参加できていませんでした。クソ寒い中練習を見ているだけというのは地味にきつかったです。最近知らんうちにええ感じに寛解していたので練習に復帰したのですが、1ヶ月くらいまともに動いていないと体力が落ちていて思ったより体が動きませんでした。それでも週末の大会に向けてなんとか頑張っています。また、最近脛を擦りむいた後に保護のためテーピングを貼っていたら脛毛の一部が消失しました。結構痛かったです。
最後になりますが、受験生の皆さんは明日が合格発表の日でドキドキしている人がいれば、自信に満ち溢れている人もいるでしょう。そして合格が確認できた暁には是非一度弊部に対して興味だけでも抱いて頂ければ幸いです。




新歓ブログ⑤ココがすごい!東大柔道部

投稿者: 古川裕也  投稿日: 2023年3月8日 02:41

こんにちは、新3年生の古川です。

東大柔道部は魅力的な部活なので、新歓ブログとして書きたいことが沢山あります。柔道の楽しさ、寝技の楽しさ、七帝柔道の熱さ、部活の雰囲気の良さ、七徳堂の素晴らしさ、運動経験無し白帯始めとしての自分の経験、琥珀色の街、上海蟹の朝、etc…

しかし、これらを全て書くことは出来ません。これまでであればこれらを書いた先輩達の名文があり、そのリンクでも貼れば柔道部の魅力を余すこと無く伝えることができたでしょう。

悲しいことに、これらは全て消えてしまいました。ブログサイト自体が落ちてしまい、現在残っているのはこのnoteに新しく書いた半年前からのブログだけです。もちろん素敵な文章が沢山書かれていますし、これからも書かれていくでしょう。

けれども、ビュフォンが「文は人なり」と言ったように、消えてしまったブログは柔道部に関わってきた様々な人の人間性を表したものであり、僕自身も沢山あったブログから気になったものを読んで柔道部への興味を深めた記憶があり、それだけに失われたものは大きいと思います。

そこで、今回は過去の魅力的な部員を紹介する意味も込めて、僕が好きだった東大柔道部ブログbest5を発表します。本文が残っていないので僕の記憶頼りになりますが、なんとか面白さが伝わるように頑張ります。それでは行きましょう!

第5位 ×××さんの新歓ブログ
当時2年生だった×××さんがコロナ禍における生活を綴ったブログ。ペルソナ5を200時間やり込み、ヨシツネが最強の取り役、アバドンを最強の分け役であるという話を前半で長々としており、早速新入生を置き去りにする内容であった。(七帝柔道を始め、ペルソナ5を160時間やった今となっては言い射て妙だと感じる。)
その後で当時話題であったシン・エヴァンゲリオンの話をするが、その内容が「庵野秀明は反政権である。その理由はevaを反対から読むと
ave=反アベ=反安倍政権となるからである。しかし彼はこれにしらを切るであろう。なぜなら彼は庵野=unknownだから。」といったことが書いてあり、これまたエヴァネタに食い付いた新入生すら置き去りにする内容であった。
最後に萩の湯という柔道部御用達の良銭湯の話をし、「ps:このブログを見て萩の湯に行った人は「ブログ見てきました」と受付で言ってみて下さい。ポカンとされます。」と締めた。×××さんらしいボケが詰まったブログとなっている。
×××さんのブログは面白いものばかりで、家に不審者が入ってきた「夢みたいな話」「絶対に〇〇〇〇男vs絶対に〇〇〇〇男」を演じた防衛大定期戦ブログなど、復活すればもう一度読みたいものばかりである。

第4位 中岡さんの新歓ブログ
当時2年生だった中岡さんが筆者の代に向けて書いた新歓ブログ。前半はほとんど記憶に残っておらず、特に変わったことも書いていなかったと思われる。
最後の何行かが「・・・新入生の皆さんは是非足を運んでみて下さい。そうすれば我々がその足に出足払いを、、、おっと間違えた、歓迎いたします。新歓ブログということを考えればこれも蛇足でしたかね。上手くオチがついたんじゃ無いでしょうか。それではお後がよろしいようで。」
といった感じで、足に関するジョークで小粋に締める内容となっている。
上の文章は記憶頼りなので中岡さん味が足りないかも知れないが、絶妙なニチャリ感が当時新入生であった僕にはツボで、入部して中岡さんの人となりを知ると一層面白くなった。中岡さんという人間をよく表したブログなので、是非復活して欲しいです。ディスっているように見えたかも知れませんが、普通に良い文章だと思います。

第3位 ××さんの新歓ブログ
当時3年生だった××さんが新歓ブログのトップバッターとして書いたブログ。トップバッターとして標準的なブログを書こうとし、また××さん自体が静かで大人しいタイプなのに「新入生に暗い部活だと思われないように頑張った」結果、ガビガビのフリー素材の桜の写真が貼られ、標準的な文章の語尾ほぼ全てに❕マークがついた異様なブログとなった。
落ちた人を慰める意味で「東大に入らなくても人生には素晴らしいことが沢山あります!」と書いており、××さんの意図とは別に煽りのような文章となっている部分もあった。
また、同期の××さんの「愛する女を守れない男に何の価値あんの?」という言葉を引用した所、筆者が通っている柔術道場で大流行し会員さん達が「強く無ければ、愛する女は守れない!」と叫びながらスパーしていたという小話もある。
××さんは前述の通り大人しい性格であったため、××さんが何かを言って「え、今なんて言いました?」聞き返すとほぼ必ず「いや、何でもない」と言って2度と言ってくれることは無く、LINEもしばらく既読がつけられ無かったり反応が悪かったりするとすぐに送信を取り消す癖があった。
そのため、この新歓ブログを見た時、「絶対後でイジられて書き直すな」と感じたので、このブログだけはスクショを撮っており今も僕のケータイに残っています。もし見たい人がいれば喜んで見せます。因みに案の定「びっくりマーク多すぎやろ!」とイジられた日の夜には書き直されていました。

第2位 ××さんの日常ブログ
僕の5学年上の××さんが書いた、奇想天外なブログ。前半が、膝にコケが生えたため、奈良の山に行くとシカが食べてくれ、その鳴き声を聞いて「奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき」と詠み、後半は同期のNさんの家ではうなぎ登りのうなぎを捕まえて、美味しくなるようにひつまぶしをあげて育てている、という内容となっている。
こうして概略的に紹介するのはもったいないくらい本文を読むと面白い文章であった。記憶に残っている部員も多いのではないだろうか。
https://youtu.be/e-ttGTt8bug
https://youtu.be/pdD0kkSes4o
現在この先輩はreverse half clubというチャンネルで動画を投稿されており、初投稿が「【高級住宅街】芦屋市ダクト飯選手権!」となっている時点でセンスしか感じない。おすすめの動画を2本紹介させて頂くので新入生の方も是非見てほしいと思います。

第1位 Aさん、Nさん、Zさん、Kさんの4人によるお出掛けブログ
Aさん、Zさん、Kさんという3学年に渡るメンバーでクリスマス(イブ?)に渋谷にお出掛けした時のブログ。筆者はZさん。ビリヤードやカラオケに行った様子が写真付きで書かれており、学年を超えた柔道部の仲の良さが伝わる内容となっていた。

僕が特に覚えているのが、Aさんが靴袋か何かを忘れて、後輩が「僕が取りに行きます!」という中、Aさんと同期のNさんが「いや、俺が行くよ」と言って取りに行ってくれたという話と、靴袋と取って帰ってきて、青の洞窟を見ていたNさんが「俺、こういうので感動する人って浅いと思うねんなぁ」と言い、それな対してAさんが「え、じゃあこれは楽しくない?」と聞くと「ううん、めっちゃ楽しい!」という謎の会話が繰り広げられていた所です。
入部して実際にNさんと会うと本当にこんな感じの優しくて少し変わった人でした。

いかがだったでしょうか。他にもOさんがエアコンのフィルターを溶かした幻のブログなど、紹介したいブログは沢山ありますがひとまずここで終わりたいと思います。

本当に記憶だけを頼りに書いたので、不正確な部分もあったかもしれませんが、東大柔道部の魅力が伝わっていると幸いです。ブログ読むのは結構楽しいので、入部前に読んで雰囲気を味わって欲しいと思います。それでは、お後がよろしくて。



【東大柔道部新歓ブログ④】

投稿者: 河本理倫子  投稿日: 2023年3月3日 20:54

お久しぶりです、新三年の河本です。

二月の頭から冬練が始まったわけですが、例の如く私は2月いっぱいまで授業があるのでそんなに参加できていません。そのため、未だに一度も冬練地獄のランニングと階段ダッシュに参加していないわけですが今のところ三月に恐怖をおぼえています。


以上の理由からあまり、冬練のことで書くことがないので最近のことについて書こうといもいます。

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今年の一月に成人式のために帰省をしました。岡山白陵が大好きなのでどちらかというと練習に参加するために、当初はいく予定なんて一切なかった同窓会に参加したわけですが。(同窓会はとても楽しかったです)

練習には、1人では心細かったため一つ上の女子の先輩と一緒に参加しました(練習の前日に帰る予定だったらしいですが、脅しに脅しまくって一日遅らせてもらいました、素晴らしい先輩ですね)。練習に行くと、見覚えのある顔がいらっしゃったのですが、それはさておき、以前にも私の自己紹介ブログに出てきたM先生にこれでもかとボコボコにされました。投げられ、絞められ、関節も取られましたが、なぜかわかりませんが根性は褒められたのでとても楽しい乱取りでした。(大きな声では言えませんが、次に練習に行った時は絶対に組みたくないです(^^))。一緒に行ってくれた女子の先輩とは組まなかったですが、相変わらず後輩をぶち投げていました、さすが講道館杯・全学にでる女(?)は違いますね。

スリーショット
講道館杯の記念写真📸

当の私は、肩を脱臼した身だったのでハーフガード(←リンク飛んでください)ばっかり入っていました、これで岡山白陵のみんなは東大柔道部に入りたいって思ってくれたと思います。(思ってるよな?)

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最近、三回目の肩の脱臼をしました。高校の時から、しごかれ続けていた私の肩は大学に入り、歳を重ねたことにより遂に悲鳴を上げました(安心してください、私は特殊体質です。普通は外れません)。なんか、ここまで脱臼していると痛くないもんですね。二回目の脱臼では救急車で運ばれ恥ずかしかったわけですが、今回は運ばれてません。そろそろジャンケンで抜けるんじゃないかと思ってます。もう抜けてほしくはないですね(抜けるならジャンケンを上回るおもろさのある時に抜けてほしい気持ちもありますが、、?)。なんか、逆に白石由竹みたいに全部の関節自由自在に抜けるようにならんかなとも思ってます。脱獄王に俺はなる!(ちなみに私のpronounはhe/hisです)

めっちゃ強い化け物みたいな、女子柔道家入って来んかなと思ってます、ぜひ。


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皆さんの周りに柔道をやりたくてうずうずしている人はいませんか?女子は、他大でも練習にも試合にも参加できますよ!!自分の大学に柔道部がないって人や、あるけどめっちゃ強いから入りづらいって人でもぜひ、東大柔道部へ!!

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あと一ヶ月弱で新三年生になるわけですが、最近学校側からメジャーをそろそろ決めろというメールが来ました。メジャー:国際関係学、マイナー:政治学でもう心は決まっているわけですが、「国際関係学って何するの?」とよく聞かれます。この質問にしばしば困るわけですが、、、

ネットで調べると、

国際関係学は、世界の国々と民族の関係について研究する学問です。 国や地域の社会の実情を捉え、地域が抱える問題をさまざまな角度から検証して、解決策を探ります。 外交や開発援助、文化交流などを通じてよい関係を築き、平和で友好的な国際社会を築くことが大きなテーマです

って出てきました。正直、初めの一文はなんか違う気がします。いやそれ民俗学とか人類学じゃね?と思いました。(二文目以降はあってます)


国際関係学の専攻授業として、「ジェンダーと国際関係」という授業をとっていました。プレゼンで、女性も徴兵するべきかについて話したわけですが、どこの軍隊でも共通して言えることですが、minotiryってやっぱ差別されるもんなんやなぁとつくづく感じました。unit cohesion自体が生まれるのはまぁ、男社会だから仕方ないにしろ軍隊内での男女の恋愛は許され、LGBTQ同士の(男性同士の)恋愛は犯罪であるという点に疑問を感じました(逆??の世界で生きる身としては)。もしかして柔道部ってLGBTQに優しい世界なのかもしれません。でもまぁ、フェミニストに賛同するわけではありません。男と女が医学的に身体的にも精神的にも異なることは証明されていないため、男女は心身ともに平等であるという意見を聞いた時は、普通に運動したことないんかと思いました。

女性の方、ぜひ私たちとマジョリティーに対抗しませんか?道場でお待ちしています。(ジェンダーを専攻しているわけではないのでかじった程度の知識ではありますが批判は受け付けません)