先日引退しました、小柳です。
最後の七帝戦は非常に悔しい結果となり、応援してくださった皆様、特にOBの皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
幹部代になってからの一年は、間違いなく人生で最も柔道に打ち込んだ一年でした。生活のほとんどを柔道に捧げましたし、自分なりにやりきったという実感もあります。一方で、人生で最も伸び悩んだ時期でもありました。ポテンシャルがなかったと言ってしまえばそれまでですが、方向性のある努力を積み上げられなかったことが大きな原因だったように感じています。目先の試合や短期的な成果ばかりに目を向けてしまい、時間をかけて身につけるべき技術や姿勢を後回しにしていた――今思えば、そんな反省ばかりです。
……と、後悔はこのくらいにしておきます。
今まで本当にありがとうございました。
最後までやりきって、こうして引退の言葉を綴れているのは、柔道を通じて出会えた皆さんのおかげです。
指導陣の先生方、先輩方、同期、そして後輩たち――どの世代をとっても、本当に個性と魅力にあふれる人たちばかりでした。迷惑をかけることも多かったと思いますが、それでも温かく受け入れてくれて、本当に感謝しています。
私が七帝柔道を続けられたのは、競技そのものの魅力というよりも、「そこにいる人たちの魅力」に惹かれていたからだと思います。
今まで本当にありがとうございました。
後輩の皆さんにとっては、これからが本番だと思います。東大柔道部が半世紀果たせていない「優勝」を、今の後輩達ならできると本気で信じています。私はこれからはサポートという立場で、東大柔道部に貢献できればと考えています。応援しています。