東大柔道部ブログ

このブログは東京大学運動会柔道部の活動の記録です

shigematsuakinori の 投稿

新歓ブログ⑥

投稿者: shigematsuakinori  投稿日: 2022年3月29日 03:55

こんにちは。新3年生の重松です。

新入生の皆さま、合格おめでとうございます!突然ですが、皆さんは柔道にどのようなイメージを抱いていますか?キレキレの立ち技がかっこいいとか、柔道経験者はいざという時に守ってくれそうで頼もしいとかでしょうか。ありがとうございます!そんなイメージを持ってくれているあなたは、迷いなく東大柔道部へ足を運んでくれることでしょう。

ただ、柔道に次のような印象を抱いている人も多いのではないでしょうか。むさ苦しくて汗くさい、特に寝技は地味で華がない… 僕は今回のブログでそのような方の柔道および寝技に対するイメージをガラッと変えたいと思っています。

東大柔道部は、ルールが特殊なことが関係して寝技を多く練習しています。寝技は柔道以外の格闘技でも用いられるのですが、その一つにブラジリアン柔術というものがあります。初めて聞く方は柔道の寝技中心バージョンだと思ってください。僕たちがやっている七帝柔道は、立技中心である国際ルールの柔道と、寝技中心であるブラジリアン柔術の中間程度に位置し、多くの部員がブラジリアン柔術の技術も取り入れています。

寝技がむさ苦しくて地味だという先入観を持っている方には、ブラジリアン柔術のクールさを知って欲しいです。そこで、今回はブラジリアン柔術の技の中から、個人的に名前がカッコいいと思う技ベスト3を発表したいと思います!

第3位 キスオブザドラゴン Kiss of the Dragon(リンクを踏んでどんな技か見てみてください。)
 とてもカッコいいです。キスもかっこいいし、ドラゴンもかっこいいです。と僕は思うのですが、僕の同期の山路や岡本はこの技名について、狙いすぎていて逆にダサいと言っていました。そのため3位です。どんな技か一応説明しておくと、ブラジリアン柔術では相手の背後につくバックポジションをとると4点がもらえるのですが、キスオブザドラゴンは下の人が上の人の背後についてバックポジションをとるための技になっています。

第2位 サーフボードパス Surfboard Pass
 たしかサーファーって全員イケメンでしたよね。ということでこちらをカッコいい技名2位とします。これは上の人の技です。柔道・柔術では上の人は下の人を抑え込みに行きたい、下の人は手足を使ってそれを邪魔したいというのが基本になります。ですが、下の人の努力もむなしく、このサーフボードパスでは上の人が下の人の脚をひょいと飛び越えちゃいます。

第1位 マトリックス Matrix
 マトリックスと聞くと、銃弾をのけぞって避けるシーンで有名な1999年公開の大ヒットSF映画を思い浮かべる方がほとんどでしょう。あんなカッコいい映画と同じ名前をしていますから、堂々の1位です。僕はもともと映画の方が好きだったこともあって、この技はお気に入りの一つです。マトリックスも、3位の技と同様に下の人が上の人の背後についてバックポジションをとるための技になっています。

いかがだったでしょうか。寝技が地味だというイメージは変わったでしょうか。これを読んで、寝技をカッコいいと思ってくれた方や、紹介された技が何をやっているかよく分からなかったから詳しく知りたいという方がいましたら、ぜひ体験に来てください!


元URL (読み込みに時間がかかる場合があります。)


新入部員自己紹介 重松明芸

投稿者: shigematsuakinori  投稿日: 2020年8月11日 12:36

初めまして。新入部員の重松明芸(しげまつあきのり)です。所属は文科三類です。埼玉県立浦和高校を卒業後1年間河合塾で経験を積み、今年東京大学に入学いたしました。身長は164cm、体重は63kg、段位は初段です。今年は新型コロナウイルス の影響で部活・サークル選びに苦労している一年生がたくさんいるようですが、僕は受験勉強をしている時から東大に合格したら柔道部に入部しようと決めていました。その想いの起源は、高校での部活の終わり方にあります。

自分は柔道を高校から始めました。浦和高校柔道部は上下関係も厳しくなく部の雰囲気は和やかなものでした。しかし、僕が入学したのと同じ年に県内随一の柔道強豪校の顧問が浦和高校に異動してきたということで、練習はキツいものでした。(顧問)「すりあげ腕立て100回!」(部員一同)「押忍!1、2、3、・・・、50、51…」(顧問)「OOがサボった、やり直し!」という理不尽なトレーニングを思い出します。しかし僕は、このような厳しい練習に生きている実感を見出しました。自分を苛め抜くことは達成感につながるものです。このように僕は柔道に熱中していたのですが、試合の結果は酷いものでした。正直に申し上げますと、公式戦で一度も勝利できないまま引退となってしまったのです。17人の部員がおり団体戦には一度しか出場できず、個人戦でも延長戦まで戦って敗れるなどここぞというときの弱さが出てしまいました。

このような結果で2018年6月に浦和高校柔道部を引退して以降、自分は堕落した人間になってしまいました。引退から2年が経っており、現在の僕の柔道は初心者同様のレベルと思われます。精神面に至りましても、今は何をするにも集中力が足りていないことを自覚しております。自らの肉体と精神を苛め抜く悦びというものを再度思い出し、人間として更生したいと考えております。七大戦でのチームの勝利に貢献できるような選手を目指します。よろしくお願いします。


元URL (読み込みに時間がかかる場合があります。)