東大柔道部ブログ

このブログは東京大学運動会柔道部の活動の記録です

松永悦司 の 投稿

東京学生柔道優勝大会

投稿者: 松永悦司  投稿日: 2024年5月27日 13:25

こんにちは。
東大柔道部2年生の松永悦司です。
昨日、東京学生柔道優勝大会に出場しました。

男子の一回戦の相手は立教大学でした。
結果は以下の通りです。

立教大学 vs 東京大学 6-0

先鋒 櫻井 ◯     -  鈴木

次鋒 早川 ◯      -      佐藤

五将  長谷川 ◯      -     西村

中堅 長澤 ◯       -      小柳

三将 水藤   ×          松永

副将 谷口   ◯       -     石野

大将 神農 ◯        -    斎木

勝ち星をあげることができず厳しい結果となりました。試合に出ていた一員として相手の立技のレベルの高さを目の当たりにしました。
個人的な話で言うと、公式戦で初めて引き分けることができました。同じような体格の相手との試合で、負けなかったことは個人的にはよかったと思うものの、技を自分からかけれなかったことと寝技の際、しっかり相手に圧をかけられず立たれてしまったことは反省すべき点だと思います。


次に女子の試合です。
女子二部の準決勝戦の相手は創価大学でした。
結果は以下の通りです。

創価大学 vs 東京大学 3-0

先鋒 森山 ◯    -        広羽

中堅 中束 ◯    -        陳

大将 小沼    ◯    -         ✕

女子二部の全日本代表決定戦の相手は立教大学でした。結果は以下の通りです。

東京大学 VS立教大学 0-2

先鋒 広羽  -        ◯   狩野

中堅 陳         -  ◯   大鷲

大将 ✕-✕


男子は一回戦で負けてしまったため筆者も含めて男子部員と観戦組は観客席から女子の試合を応援していました。

創価大学戦で、広羽先輩が明らかに体格差のある相手に対して果敢に技をかけて寝技に移行し、相手の体を倒したシーンはとてもかっこよかったです。
また立教大学戦で、メリッサ先輩が4分間戦い抜き、試合中に寝技を果敢に仕掛ける展開が何度もあり、とてもかっこよかったです。

このように結果は敗れたものの目を見張る展開が多い二試合でした。何より観戦席で応援していた部員たちがめちゃくちゃ盛り上がっていました。とても良い試合だったと思います。

このように良い場面もある試合でしたが全体としては立技のレベルの高さをひしひしと感じた試合でした。


この大会が終わり、次の試合は我々が一番重きを置く七大戦です。我々東大柔道部は悲願の七大戦優勝に向けて今まだ以上に稽古に励み、鍛錬を重ねて参ります。


今回の試合には新たに入ってくれた一年生が応援しに来てくれました。
また試合にいらっしゃり応援してくださった先輩方ありがとうございました。

松永悦司




二次試験応援ブログ 2024

投稿者: 松永悦司  投稿日: 2024年2月20日 16:34

皆さんお久しぶりです。一年生の松永悦司です。二次試験が目前に迫る中、僭越ながら応援ブログを執筆させていただきます。

僕は浪人しており、2年連続東大を受験しています。そんな僕が自分の経験を通して、気づいたことを記しておこうと思います。アドバイスといえるほどのものでもなく、当たり前のことが多いですが、案外大切なことだと思うので、もし興味があればご一読ください。受験生の何かのお役に立つならすごく嬉しいです。

・完璧にこだわらない
案外忘れがちです。入試、特に二次試験は満点取れなくて大丈夫な試験です。できるところだけ解いて解答用紙に記入すれば良いのです。よく「◯完した!!」という表現があります。完答できるに越したことはないです。けど完答できなさそうなほど難しいからといって解くのを放棄してはいけません。
できるところまででいいのでトライしてみましょう。
僕は現役の時、文系数学が四問とも難しすぎてパニックになり試験中に諦めてしまいました。しかし浪人期に問題を振り返ってみると書き出してみればわかる問題もあることに気づきました。完答できずとも点数は少しでもかき集めることはできます。

・想定外のことも想定内だと思う
入試本番に近づくと自然と緊張してきます。当然です。そんな時、想定外のことが起こるとパニックになりがちです。試験会場のトイレの数が明らかに少ない、自分の席が長机の真ん中で両隣に他の受験生がいる、問題形式が変わる、問題の難易度が著しく上昇してる、など些細な変化でも想定外のことが起こるとすごくパニックになることはあるのではないでしょうか?僕は実際そうでした。しかし想定外のことは起きます。仕方ありません。だから
想定外の事態も起こりうるということを想定しておきましょう。このことを頭の片隅に置いておくだけで想定外に直面しても落ち着きを取り戻せると僕は思います。


・緊張は殺してはいけない
緊張してしまって十分なパフォーマンスができないかもしれないという不安がある人は多いのではないでしょうか?だから緊張してはいけないと思ってしまうことも多々あると思います。緊張してはいけないと緊張を押し殺そうとすればするほど、余計に緊張してパフォーマンス低下してしまうと思います。緊張はしてもいいんです。緊張はするものです。それでいいんです。そのままただ目の前の問題に向き合うのが肝要です。もし試験中に緊張でパニックになって頭が真っ白になったら、ペンを置いて30秒落ち着きましょう。二次試験は時間に余裕があるものではありません。しかしパニックになって試験中ずっと真っ白な頭で挑むのはあまりにも勿体無いです。一回完全に動きを止めて深呼吸でもしましょう。そしてもう一度手を動かしましょう。


・東大を神格化しない
〇〇オリンピックでメダル合格・有名難関国家資格取得などなどすごい東大生が世の中には存在します。こう聞くと、私、僕なんかに東大なんて夢のまた夢、手が届かないかもと一瞬よぎるかもしれません。僕もそんな考えになったことはあります。確かに東大には異次元の天才がいることは事実です。しかしながらそれと東大に合格することは別の話です。合格最低点を上回っていれば何の問題もありません。東大にあこがれるのは受験当日だけはやめて、その時、その一瞬において最大限やれることをするそれだけで十分です



メンタル面のことを多く書きましたが、精神衛生が良いのが何より大事だと思います。


あと休憩中にラムネでも好きな甘いものでも食べてリラックスするのも大事です。
僕は森永のラムネを必ず食べていました。

森永のラムネ



春に皆さんにお会いできることを心から願っております。皆さんの健闘を陰ながらお祈りしてます。



松永悦司



1年生自己紹介ブログ⑨松永

投稿者: 松永悦司  投稿日: 2023年8月25日 18:27

はじめまして、ではなく二度目ましてなのですが、(勝浦遠征ブログも執筆しています。https://note.com/todaijudobu/n/ne83df52b8326)東京大学柔道部一年の松永です。


自己紹介に入る前に訂正と謝罪
前のブログで西村虎太朗君が“自分は基本真面目で仕事もすぐこなすのですが、すぐこなしすぎる弊害かよく同期に「仕事しろよ」と言われます。”と書いていました。
しかしながらそのような事実は確認できませんでした。
正しくは“自分は基本真面目そうなフリをして、お得意の人懐っこさで、仕事はうまいことサボるので、よく同期(特に筆者)に「仕事しろよ」と言われます。”です。
訂正してお詫び申し上げます。

あと先日の高校生との合同稽古の余談(https://note.com/todaijudobu/n/nc32019230a25)
練習後に県立C高校の顧問の先生に挨拶へ行った際、顧問の先生が「いつもうちのI野がご迷惑をおかけしております。」とおっしゃられました。この時、東大柔道部でだれひとり「そんなことないですよ。」と筆者の同期であるI野君をフォローしなかったです。ドンマイ。石野。

本題に移ります。
自己紹介します。
名前は松永悦司(まつながえつし)です。
大阪府東大阪市出身、2003年生まれの20歳です。
I君と同じく時空が歪んでいまして、やっと今年東京大学に入学しました。今は教養学部文科一類に所属しています。
僕は、OBの館林さん、東條さんと四年生の末広さんに続く由緒正しき大阪星光学院出身です。同じく1年生の北村はかつての後輩、今の同期です。(彼のブログです。https://note.com/todaijudobu/n/n6b544daba9a4

僕は中学から柔道を始めました。今考えると当時の柔道部のPR欄に”黒帯取れます。履歴書に書けます。”“東京遠征があり、東京大学へ試合に行きます。”と書いてあり、履歴書に将来かけるし、東京に行けるなら楽しそうだなという浅はかな理由で入部した気がします。そんな軽い気持ちで始めた柔道ですが、顧問の先生方や先輩、同期、後輩に恵まれた環境下にいることができたため、一浪したものの大学で柔道を始めることの抵抗はありませんでした。というか中高時代にもお世話になった末広先輩がいらっしゃったこともあり4月1日に入部を決めました。

いきなり他の新歓も行かずに柔道部に入部した僕ですが、今この選択は間違ってなかったと思っています。練習はしんどい時も多々ありますが、柔道に真摯に向き合う先輩方、同期と共に練習できる環境は恵まれた環境で楽しいです。練習以外の時では先輩方や同期の個性の豊かさが異彩を放っており、非常に刺激的な時間を過ごせて一緒にいて飽きることがないです。同期に関しては協調性が誰1人微塵もない気がしますが、なんとかやっていける気もしないこともないです。

練習も練習以外でも楽しい柔道部という環境ですが、なんといっても7大戦での先輩方、同期の勇姿はこの部活一番の魅力ではないかと思います。ただかっこいい。これに尽きます。先輩方や同期のように7大戦で活躍できる選手になることが僕の目標です。

まだまだ技術の習得もできておらず、フィジカルも完成していない未熟者ですが努力して鍛錬し続けていくので諸先輩方、どうかご指導のほどよろしくお願いします。

そして個性が大渋滞の同期たち、これからもよろしく。


松永悦司



勝浦遠征

投稿者: 松永悦司  投稿日: 2023年8月15日 09:58

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
大阪星光出身、一年の松永悦司です。

  1. 今回自己紹介ブログも出していないのにもかかわらず、3年生の古川さんにブログを書かされる、書かせていただくことになりました。四年生の岡本さんの引退ブログがこんなに早く執筆されるとは思わず(失礼なこととを述べているのは百も承知ですが事実なので記します。すみません。)大慌てで執筆しております。


そんなことはさておき本題へ

先日8月10日、11日に、千葉県勝浦の日本武道館研修センターにて行われていた世田谷、海城、早稲田、巣鴨、麻布の中高校生の柔道合宿に東大柔道部から7名が参加させていただきました。

練習後の集合写真

この勝浦遠征は一泊二日でしたが、大阪出身の筆者は関東の土地勘が皆無であり事前に勝浦へ行くことは知ってたものの泊まり込みであるとはつゆ知らず、日帰り出稽古を2日行くものだと思い込んでいました。前日に突然、遠征の詳細連絡が入って(宿の確保が前日まで難航したため連絡が遅くならざるを得なかったとのこと。)、泊まり込みの遠征であることを知り、組際に大内刈りをかけられるくらい突然のことで仰天し、急いで準備をした記憶があります。


1日目

勝浦到着後、腹ごしらえをし、徒歩で日本武道館研修センターに向かいました。猛暑の中で、柔道着と宿泊の荷物を持ちながら、途中何のために向かってるか忘れるほどの疲労感のもと山の上の目的地に辿り着きました。ほんとに遠かった、、
やっとのことで練習参加。

1日目の稽古は寝技でした。東大が中高生に対して寝技をレクチャーする場面がありましたが、お恥ずかしながら一年生の筆者も中高生と一緒に二、三年生が教える寝技の技能を学びました。来年は伝える側になれるよう精進します。

寝技のレクチャー

技のレクチャーの後は中高生とがっつり寝技の乱取りをしました。クーラーがついているにもかかわらず汗が止まらなくなるほどの稽古でした。良い稽古でした。

練習後、古川さんが泥でぬかるんだ斜面で転んで泥まみれになるなどのハプニングも起きたもののコインランドリーで無事、柔道着の洗濯をした後は、5校の皆様が招待してくださったバーベキューに参加しました。非常に楽しい一時でした。楽しさは文章で起こすよりも写真で見た方が早いと思うので載せます。

BBQ

ちなみに、後々の自己紹介ブログでも登場する期待の同期、一年のスズキ君(詳しくは http://www.akamonjudo.com/member  よりチェック!)はバーベキューが終わった後もしばらくずっともぐもぐしてました。反芻しているのかって程もぐもぐし続けていました。彼は牛🐄なのかもしれません。

もぐもぐスズキ🐂 その1
もぐもぐスズキ🐮 その2


ちなみにその2
バーベキューと宿に戻るまでの間の時間に先輩達と談笑している際、何かの拍子で古川さんに”お前のツッコミいつも60点よな”と言われ結構刺さりました。柔道だけでなくツッコミも100点💯に近づけるよう精進します、、、、、、。

戯言はさておき、なんと宿までの帰りは中高の監督方のご厚意により車で送っていただきました。正直疲れてもいたのですごくありがたかったです。本当にありがとうございました。柔道家の先生方は、皆様このような優しさをお持ちな気がします。

宿到着に到着したのち、これまた柔道部出身の宿のオーナーからメロンと梨の差し入れをいただき監督と部員で美味しくいただきました。ありがとうございました。

いただいたメロンと梨


そのあとは先輩方がやたらやりたがってた花火を部員みんなでしました。思いの外、先輩方が楽しんでいらっしゃり、夏を取り戻してる感が凄かったです。“柔道部に予定ある人なんていないよ。友達なんていないんだから。” この二年広羽先輩のお言葉が何か関係しているのかもしれません、、、。そんなことを言いながら筆者も存分に楽しみました。輩6人での花火。これはこれで青春の一ページなのかもしれません。

疲れ果てて、皆穏やかに就寝となればよかったのですが、二年尚哉先輩と筆者が交互に奏でる尋常じゃない大きさのいびきのせいで一年生のこたろうとスズキは若干睡眠不足とのこと。ごめんね。同期たち。


二日目

朝6時に起床し、すぐにウォーキングへ。
せっかく勝浦まで来たので海辺まで行きました。砂浜では誰よりも監督が子どものように無邪気に楽しんでいらっしゃいました。合宿一意外だった場面でした。 

浜辺にて

砂浜の滞在時間が思いの外長引き、当初予定していたバスが間に合わず、タクシーで研修センターへ向かい、稽古に参加しました。この日の練習は立技メインで、乱取りは4分✖️5本✖️2セットで、決して多くはない本数だったものの東大部員全員かなり疲れる程の稽古でした。1日目の寝技も含め、中高生のパワフルさ、アグレッシブさはすごいなと、時空を歪みを経て大学生となった筆者は痛感しました。

この遠征を通して、東大側から中高生の皆さんに技をレクチャーし、何かお役に立てていれば幸いです。東大柔道部も普段は寝技中心なので中高生との立技稽古はとても良い機会で刺激となりました。とても良い稽古だったと思います。

世田谷、海城、早稲田、巣鴨、麻布の皆さんありがとうございました!



以上のように柔道はもちろんのこと柔道以外のところでも様々な経験をすることができ非常に充実した良い二日間だったと思います。筆者個人の感想として総じてとても楽しかったのは間違いないです。

このような今回の遠征は監督をはじめ多くのOB、OGの方々の多大なるご支援によって実施することができました。この場を借りて感謝の意を伝えさせていただきます。ありがとうございます。このような遠征は東大柔道部、中高生相互に刺激を与える非常に貴重な経験だと思います。今後ともご支援の程よろしくお願い致します。


                          一年生 松永悦司