東大柔道部ブログ

このブログは東京大学運動会柔道部の活動の記録です

竹﨑悠人 の 投稿

都学

投稿者: 竹﨑悠人  投稿日: 2025年6月4日 11:48

 お空の上からこんにちは。いつか東大ラクロス部のようなかっこいいブログを書くことを夢見る2年の竹﨑です。先日東京学生柔道優勝大会に出場してきました。

以下結果になります。

男子
一回戦 対中央大 0-7
敗者復活一回戦 対創価大 2-5

女子二部 ※2人での出場
準決勝 対法政大 0-3
代表決定戦 対学習院大 1-2

 中央大はやっぱりとてつもなく強かったです。普段寝技中心の柔道をしている身として、絞め手が入ってきた時にやれることを全部やったつもりだったのですが、全物理法則を無視して絞められました。各々負けはしましたが、学生柔道トップクラスのチームとの試合は、そうそうあるものではありませんので、とても良い経験になったのではないでしょうか。


アップちゅう

 敗者復活戦では創価大とあたりました。こちらも昨年は全日本まで進んだ強豪チームでしたが、次鋒の富澤さん、五将の鈴木さんが連続で勝ち、食い込んでいけるというアツい展開にもなりました。こういった試合の場で一勝でもあげれたらなーと思います。

 女子の先輩方の試合も激アツでした。まさにルールスレスレのギリ飛びついてない?腕十字の連発で惜しいとこまでいったり、相手の両腕ともの関節を極めるといった珍事もありましたが、まさに神がかったオーダーが狙い通りに機能した場面が、一番盛り上がったところでしょう。

 終わった後は本郷キャンパスに戻り、まだ続いていた五月祭を楽しみました。同期の川名いっせいが所属しているサークルの店にも行ったのですが、

Girls
「いっせーい!♡
いっせーい!♡
いっせい今日ビジュいいじゃーん!!!!!」

という東大柔道部ではあり得ない場面を見ることができました。弊部で“ビジュ”という言葉がいい意味で使われるでしょうか。あんな陽気なサークルに属していてよくうちに適応できているもんだなあと感心しました。しかしながら、彼は我々との飯はあまり来ないくせしてサークルの飯はよく行くらしいです。びっくりしたよいっせい


坊主と写真嫌いのいっせい

 日本武道館に高校卒業記念の水筒忘れてきました。僕の水筒さん、このブログを読んだら僕のもとに戻ってきてください。

 次の試合はいよいよ七大戦です。皆様、ご支援のほどよろしくお願いいたします。



寝業錬成大会

投稿者: 竹﨑悠人  投稿日: 2025年3月24日 15:49

 こんにちは。新2年の竹﨑です。今回は、3月に行われた寝業錬成大会について書きたいと思います。

 試合は、京都にて3/15,16の日程で開催されました。ようやく暖かくなりだした頃でしたが、この日には急に冷え込み、武徳殿の保温性が壊滅的で風が吹きさらしていたこともあり、3月中旬とは思えない非常に寒い中での試合となりました。

 男子の初戦は大阪・岡山大学が相手でした。印象深かったのは、先鋒として出た新2年で白帯の黒川が、黒帯の相手に対して果敢に攻め込み、抑え込み一歩手前まで迫ったことです。当の本人は、何度褒めても恥ずかしがって謙遜していましたが。結果は2人残しで勝利しました。

新幹線で恥ずかしいゲームをする黒川

 1日目にはもう一試合、対九州大学戦が行われました。私は前日からの体調不良により宿舎に先に帰っていましたが、結果は5人残しで勝利だそうです。3人抜きをした先鋒の富澤さん(新3年)の所に三重丸が描かれた試合結果が送られてきた時は、なにがなんやらわからず驚きました。

 2日目の緒戦は対北海道大学戦でした。2人残しで敗北し、やはり試合はなかなか思い通りにはいかないことを実感させられました。個人的には、バックからの絞めという自分のパターン通りに相手を取ることができ、一歩前に進めたような気がします。

 第2試合は名古屋・広島大学との対戦で、1人残しで敗北しました。最終試合の相手である医学部連合には、私の地元愛媛大学から4名が参加していました。私は4人全員と練習経験があり、そのうち2人は私の中高の先輩でした。実際に私が試合で当たった相手も、中高の時に乱取りをしたことがあり、落ち着いて得意の背負い投げで一本を取ることができました。次の試合では、亀下の時に相手のかかとが弱点に引っ掛かって身動きが取れなくなるというハプニングに襲われました。腹筋を使って弱点を体内に隠す空手の技を習得したいと思います。その後登場した相手の大将は、母校の先輩でとんでもない強さを誇る方であり、怯える気持ちで観戦していましたが、同期の植田が死ぬ気で止めてくれました。本当にありがとうございます。

 2日目の夜は、こたろう先輩(新3年)の親族の方にご飯会を開催していただきました。とてもおいしかったです、ありがとうございました。

みんなで素敵な目標を色紙に書きました!



 3日目は合同練習が行われました。各自乱取りや研究、そして前日の試合を経てかなり収穫を得ることができたのではないでしょうか。以上で京都遠征は終了となりました。全員が道路交通法を遵守することのできた良い遠征になったと思います。今大会でもOBの方々に応援や指導、そして審判といった形での協力をしていただきました。また、瀬戸口さんを代表とするOBの皆様よりカンパもいただきました。ありがとうございました。今後も引き続きのご支援、ご指導をよろしくお願いします。

 終了後、同期の永田が1人では寂しいと嘆くので、彼についてあげて2人でラーメンを食べに行くことにしました。訪れたラーメン荘 歴史を刻め 大阪日本橋店は、私でも聞いたことのある二郎系ラーメンの有名店でしたが、なんと3時間弱も並ぶことになりました。非常に寒く、練習に匹敵するほどキツい3時間でしたが、ボリューミーな豚や濃い味で、おいしくすすれました。食後に永田の顔が、世界を救うまばゆい笑顔を放っていたので良しとします。幸せな気持ちになったところでブログは終わりにします。

列の長さを見て絶望中の永田


終わりが見えてきた永田



文武両道杯合同練習会

投稿者: 竹﨑悠人  投稿日: 2024年12月17日 00:49

 お疲れ様です。1年の竹﨑です。今回は、12月15日に行われた進学校合同練習会に参加してまいりましたので、そのことについてブログを書かせていただきます。

 この練習会は、文武両道杯の翌日に講道館にて行われたもので、全国から名だたる進学校の柔道プレイヤーが集っており、東大柔道部の部員の母校も数多く見受けられました。我が愛光学園柔道部も、西の御三家(笑)の一角として出場して欲しかったところではありますが、残念ながら部員不足のため私の代を含め出場はありませんでした。しかしながら、やはり文武両道杯への出場とそこでの活躍は、我々のような選手にとって一つの夢とも言えるのでしょう。羨ましい限りです。選手の皆さんお疲れ様でした。

 さて、本題の練習会は上級、中級、初級の三部に分け、そこに大学生がそれぞれつくという形で行われました。私は中級につきましたが、実は病み上がりで久しぶりの柔道だったこともあり、高校生の元気に気圧され息がヒューヒューいうほどまで追い詰められてしまいました。私はまだ19歳なのですが、ほんの2つ3つ下の選手の元気が羨ましい。まさかこんな若くしてこのような思いをするとは情けない限りです。

 真の本題は、なんといっても練習後の大学案内会でしょう。今練習会に参加した、慶應義塾大学、東京大学、東京科学大学、東京理科大学、一橋大学、早稲田大学の六校による、大学と柔道部の案内がそれぞれ行われました。東大柔道部からは、喋りのエースであるM先輩が出場し、有り余る声量で熱弁していただきました。高校生の皆さんは是非とも入りたいと思ったことでしょう。余談ですが、発表前にソワソワして歩き回る落ち着きのないM先輩は、見ていてホッコリしました。

「深い」

 最後になりますが、文武両道杯や合同練習会に参加した高校生の皆さん、お疲れ様でした。また、企画・運営に携わっていただいた関係者や大学生の皆様、ありがとうございました。
 



七大学合同練習会

投稿者: 竹﨑悠人  投稿日: 2024年10月14日 19:56

 皆様、お疲れ様でございます。1年の竹﨑です。今回は9/22,23に滋賀県立武道館にて行われた、七大学の合同練習会に参加してまいりましたので、そのことについてブログを書かせていただきます。実は、今回の元々のブログ担当は1年のWでしたが、彼は普段まるで仕事ができるかのように見せかけながら、何週間経っても投稿する気配すら見られませんでした。そのため今回は痺れを切らした私が黙って書こうと思います。こうすることで彼は私の言うことを聞かざるを得なくなるでしょう。どうしてもWの文章が読みたかったという方は、いつか将来のブログを懲罰として書かせようと思いますので、今しばらくお待ちください。

見たことないフル装備

 京大戦に引き続いて行われたこの練習会は、東大柔道部にとっては夏練の集大成であり、また1年生にとっては初めて他大学の選手と練習することができる、非常に重要なイベントでした。選手各々は、前日の京大戦における完敗を受けたこともあり、強い気持ちを持って練習に臨んでいたことと思います。同じく1年のTAKAOは、七大戦での将来を考えて積極的に他大の1年生に当たりに行っていました。いつものことですが、彼の白帯詐欺っぷりは見ていて気持ちいいほどでした。彼こそまさに段級位制の欠陥であり、速やかな対処を求めたいです。というかTAKAOは早く黒帯を取得してください。他の1年生でも、習った技が成功した者がいたりと、非常に大きな収穫が得られた練習を行えたようです。私も、前日に完敗した者として様々なことを考えながら練習を行い、柔道スタイルの変革という課題を見出すことができました。

研究


 
 練習に参加した2,3年の先輩方も同じように、色々な成長があった遠征、そして夏練だったのではないかと思います。この後も都公立大会や一橋戦と試合シーズンは続いていきますが、今後は京大戦のような悔しさは自分も含め誰も味わいたくないと思います。そのために先輩方や同期達もより一層頑張ると思うので、自分もその強さに食らいついて次こそは必ず勝ちに行きます。

 そんなアツい合同練習でしたが一方で、夏練最後に行われた遠征ということもあってか、メンバーの疲労が溜まっていることが見られる場面が多かったと思います。宿舎に帰った某先輩の愚痴はいつも以上に冴えていたし、ある先輩は某Mぁつ永先輩をふんだんにイジることでストレスを発散しているようでした。(※もちろん松永さんは喜んでいました。)吉野さん(2年)も疲れていたせいか、たそがれていてかっこいい写真が激写されていました。

琵琶湖に想いを馳せるYさん

 最後に、今回の京大戦・合同練習会でも、OB・OGの先輩方にご支援・応援を賜りました。また、一年生はカンパもいただきました。ありがとうございました。今後も引き続き、東大柔道部をよろしくお願いいたします。

 余談ですが、合同練習会の期間中にKota先輩のご親族の方から差し入れをいただきました。とてもおいしかったです、ありがとうございました。残念ながら私は友人で浪人中の入道みたいなヤツに会いにいくため行くことができませんでしたが、練習後にすき焼きも振る舞っていただいたようです。最後に、すき焼きに誘われて満面の笑みを見せていた、みんなのアイドル1年Nを中心とした写真を以って、この文章を締めさせていただきます。



2024年度 東京学生柔道体重別選手権大会

投稿者: 竹﨑悠人  投稿日: 2024年9月5日 18:50

 皆様、ご無沙汰しております。1年の竹﨑です。今回は、9/1に行われた体重別選手権に出場してまいりましたので、そのことについてブログを書かせていただきます。

 今大会も、東大柔道部のメンバーは他大学のレベルの高い選手と当たることになりました。やはり特筆したいのは、石野さんの一勝です。私個人の感覚ですが、レベルの高い大会に出場すると、相手が現実よりもはるかに強く見えてしまうことがあります。そんな中でも果敢に攻め、確実に勝利を得にいった石野さんの勇姿は素晴らしかったと思います。試合前に「しっかり目に焼き付けておくんだぞ」と自信満々に言えるメンタルにも、見習いたいものがありますね。

 また女子の試合では、広羽さんが東海大4年の選手から繰り出される寝技の攻めをしのぎきった所を特に挙げたいと思います。私は試合を見ていて、相手に関節技に入られた時に極まるかなと思ってしまったのですが、耐えに耐え続けて待てがかかった時には、東大柔道部としての寝技への矜持を感じずにはいれませんでした。一年として、学ぶものが大きかったと思います。

 これらの試合によく表れているように、今大会では全員が簡単にやられることなく、何らかの爪痕を残して終われたのではないかと思います。試合前には、去年の同大会において相手の初撃で取られてしまうことが多かったことを受け、一定時間持ちこたえるという目標が提示されました。結果、全員が目標を達成することができました。体重別のようなハイレベルの戦いで目標を達成できるということは、たとえ目標設定が高くなくとも簡単なことではないと考えます。コツコツと積み重ねれば必ず強くなれるという東大柔道部の明るい未来を感じることができたとともに、このような素晴らしい経験を選手という一員として積ませていただいたことを非常に光栄に思います。

 今回の試合では、2年の乾さん、北村さんが朝早くから選手の補助や動画の撮影を行ってくださいました。ありがとうございました。また、観客席から動画撮影や買い出しをしてくれた、1年生の皆さんもありがとうございました。特に、司令塔を務めた吉野さん(2年)の敏腕ぶりは、離れていても感じることができるほどでした。とても助かりました。さすが先輩です。

 最後に、日頃よりお世話になっているOB、OGや関係者の皆様にも、感謝申し上げます。



一年生自己紹介ブログ⑤竹﨑

投稿者: 竹﨑悠人  投稿日: 2024年8月27日 15:19

 こうして振り返ってみると、自分の情報を他人に開く人間ではないかもしれません。ですが今回はせっかく機会をいただいたので、自己紹介してみようと思います。竹﨑悠人です、よろしくお願いします。

 まずは基本情報から。出身地は愛媛県で、西の御三家(笑)の一つである愛光学園を卒業いたしました。柔道は中学入学時に始め、今年で7年目になります。今年もなぜか理系が多い柔道部ですが、自分は残念ながら文系です。しかし、今年の文系2人は態度デカめなので、同期に迫害される心配はありません。安心。

 では、自分の柔道についてお話しようと思います。自分が柔道をする上で最も得意なことは、寝技とか、払腰とか言いたいところですが、違います。一番気をつけていることは、自分を強そうに見せることです。強豪校出身でもなく、特段柔道が強いわけでもありませんが、ピチピチの柔道着を着て、常に乱れた道着をきっちり直すことだけを意識していると言っても過言ではありません。自分と試合で対戦することになった相手は恐れ慄き、しかし一度試合が始まれば、実際の強さに腑抜けることでしょう。

 自分はなんやかんやで結局東大柔道部に入りましたが、入学して入るかどうかはもちろん迷いました。ですが、文系を迫害しない素晴らしい理系の同期や、尊敬すべき先輩方に恵まれて入部を決意しました。先輩方にはいつもリスペクトを持っています信じてください。もちろん同期達にもね。

 最後になりますが、先週の土曜はOBの東條さん、徳永さん、そして東北大OBの布施さんが練習に参加してくださり、練習後カンパもくださりました。ありがとうございます。OB、OGや関係者の皆様、今後とも東大柔道部とこれからぐんぐん成長していく一年生にご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします。